【女性必見】PMS(月経前症候群)に効くハーブは?おすすめハーブ5選!レシピも!

日本女性の3人に1人は悩んでいるといわれるPMS(月経前症候群)。

気分が落ち込んだりイライラしたり、体調面も不調でとても辛いですよね。

PMS(月経前症候群)とは、月経前の3~10日の間に続く精神的、身体的な症状のことを指します。

月経前の1週間はPMSで体調が悪く、生理中の一週間も体調が悪いなんて、月の半分を不調な状態で過ごすなんて嫌ですよね。

今回は、PMS(月経前症候群)に効くハーブをご紹介します!

PMSに効く?メディカルハーブとは

ハーブの寄せ植え

メディカルハーブとは、薬効がある植物の中で特にその薬効が高く、民間療法や治療に用いられるものを指します。

道端に生えたタンポポや、キッチンにあるショウガなんかも、メディカルハーブのひとつです。

日本に漢方薬局があるのと同じように、英国などのヨーロッパでは薬草を処方する診療所が存在します。

ヨーロッパでは、「植物療法士(メディカルハーバリスト)」という国家資格を持った専門家が人々の治療を行っています。

メディカルハーブの効能がストレスを抱えた現代人の不調を和らげるのに適しているため、日本でも近年注目されつつあります。

調査によると、日本人女性の3人に1人にPMS(月経前症候群)の症状があり、20人に1人は中等以上の辛い症状を抱えているそうです。

メディカルハーブの中には、PMS(月経前症候群)に効果があるとされるものがあります。

ハーブティーやアロマで、辛い症状が緩和できたらいいですよね!

PMS(月経前症候群)に効く!おすすめハーブ5選

では、PMS(月経前症候群)に効くハーブにはどのようなものがあるのでしょうか?

PMS(月経前症候群)に効くといわれているハーブを5つご紹介します!

①ラズベリーリーフ

ラズベリーリーフ

ラズベリーリーフは、出産準備のハーブとして知られています。

ほかにも、PMS(月経前症候群)や月経困難、下痢にも使われます。

まろやかな甘味と酸味があり、ハーブティーとしても飲みやすいです。

※妊娠初期の使用、便秘の方の使用は避けましょう。

②ローズ

ローズ

ローズは、PMS(月経前症候群)の不安定な精神状態や月経周期を整えたり、生理痛を和らげる効果があります。

抗うつ作用もあり、生理前の落ち込んだ気分を鎮めるのに最適です。

ハーブティーにすると、甘い香りがする上品なハーブです。

※妊娠中は多量使用は避けてください。

③ジャーマンカモミール

ジャーマンカモミール

ジャーマンカモミールは、とてもポピュラーなハーブの一つです。

胃腸の症状を和らげる作用や神経の苛立ち、気分のむらに効果が期待できます。

抗炎症作用や痛みを和らげる効果があり、PMSの症状を管理するためにも効果的です。

フレッシュハーブからはリンゴのような爽やかな香りが、ドライハーブからははちみつのような深い甘味のある香りがします。

香り豊かで非常に飲みやすいので、ハーブティーにして飲むのがおすすめです。

※キク科のアレルギーがある場合は注意が必要してください。

④スカルキャップ

スカルキャップ

スカルキャップは、神経系の回復や強壮作用、鎮静作用に優れたハーブです。

神経衰弱や不眠、PMS(月経前症候群)や更年期の感情の浮き沈みにも使われます。

考えすぎてしまうタイプや思考が止まらない方に向いているハーブです。

ハーブティーにすると、苦みが強いので少量から試してみてください。

⑤チェストベリー

チェストベリー

チェストベリーはホルモン分泌の調整に優れています。

月経不順やPMS(月経前症候群)、生理痛といった症状に効果的です。

アルコールに漬け込んだ「チンキ剤」での利用が勧められています。

ハーブティーにすると、ペッパーのような香りとほのかな辛みが特徴です。

※妊娠中の使用は避けてください。

※ドーパミンに影響を与える薬剤や、経口避妊薬との併用は避けてください。

PMS(月経前症候群)に効くハーブティーは?レシピ紹介

実際にPMS(月経前症候群)に効くハーブティを試してみたいけれど、どのように作ればいいかわからないという方も多いですよね。

最近ではドライハーブを扱うショップが増えてきましたので、必要なハーブは手軽に入手できます。

相談しながら選びたい場合は「生活の木」や「enherb」など実店舗を多く持つお店に行ってみるといいでしょう。

また、ネットショップでも購入することができます。

ドライハーブの選び方としては、できるだけ新鮮なものがよいでしょう。

まとめ買いは避けて、必要な分だけ少量ずつ購入するのがおすすめです。

それでは、ダイエットに効くハーブティーのレシピをご紹介します!

①ラズベリーリーフのブレンドハーブティー

ハーブティー

ラズベリーリーフはPMS(月経前症候群)や月経困難、下痢に効果的です。

単体でもあっさりしていて飲みやすく、ほんのり漂う甘い香りがします。

[材料]

・ラズベリーリーフ・・・ティースプーン2杯

・ジャーマンカモミール・・・大さじ1

・レモンバーム・・・ティースプーン1杯

[作り方]

1.ティーポットにハーブを入れ、お湯を180ml~300mlほど注ぐ。

2.5分ほど蒸らして完成。

②スカルキャップのブレンドハーブティー

ハーブティー

スカルキャップはPMS(月経前症候群)の精神症状に特に効果的です。

スカルキャップ単体だと苦みが強いので、ジャーマンカモミールとローズで飲みやすいブレンドにしました。

PMS(月経前症候群)で気分が落ち込みがちな方におすすめです。

[材料]

・スカルキャップ・・・ティースプーン1杯(苦手な方は少量から試してください)

・ジャーマンカモミール・・・大さじ1

・ローズ・・・ティースプーン1杯

[作り方]

1.ティーポットにハーブを入れ、お湯を180ml~300mlほど注ぐ。

2.5分ほど蒸らして完成。

終わりに

ハーブは、自身の体調と、それぞれのハーブの注意点を確認したうえで使用してください。

PMS(月経前症候群)に苦しんでいる方には、ぜひ試してみていただきたいです。

自分の体調に合わせてハーブをブレンドする時間も、心を落ち着けてくれますよ。

【過敏性腸症候群】下痢や腹鳴に効くハーブは?おすすめハーブ5選!レシピも!

日本人の10人に1人は悩んでいるといわれる過敏性腸症候群。

通勤電車の中や、大切な会議中に下痢を我慢するのはとても辛いですよね。

また、過敏性腸症候群の症状として、頻繁にお腹がゴロゴロ鳴ってしまうという「腹鳴」の症状があります。

これも、授業中やテスト中、会議中なんかは本当につらい症状です。

「慢性的な下痢が起こるのに、病院で検査をしても異常が見つからない」

「市販の下痢止めや整腸剤、病院で処方された薬を飲んでもよくならない」

という方も多いのではないでしょうか?

今回は、過敏性腸症候群による下痢に効くハーブをご紹介します!

【過敏性腸症候群】下痢や腹鳴に効く?メディカルハーブとは

メディカルハーブ

メディカルハーブとは、薬効がある植物の中で特にその薬効が高く、民間療法や治療に用いられるものを指します。

道端に生えたタンポポや、キッチンにあるショウガなんかも、メディカルハーブのひとつです。

日本に漢方薬局があるのと同じように、英国などのヨーロッパでは薬草を処方する診療所が存在します。

ヨーロッパでは、「植物療法士(メディカルハーバリスト)」という国家資格を持った専門家が人々の治療を行っています。

メディカルハーブの効能がストレスを抱えた現代人の不調を和らげるのに適しているため、日本でも近年注目されつつあります。

調査によると、日本人の7~10人に1人が過敏性腸症候群の症状があるといいます。

下痢や腹鳴が続くと、QOLの低下から気持ちが塞いでうつ病を併発してしまうこともあります。

過敏性腸症候群は、当事者にとっては本当につらい問題なんですよね。

メディカルハーブの中には、過敏性腸症候群による下痢や腹鳴を和らげる作用を持つものがあります。

ハーブティーやアロマで、辛い症状が緩和できたらいいですよね!

【過敏性腸症候群】下痢や腹鳴に効く!おすすめハーブ5選

では、過敏性腸症候群に効くハーブにはどのようなものがあるのでしょうか?

過敏性腸症候群に効くといわれているハーブを5つご紹介します!

①ジャーマンカモミール

ジャーマンカモミール

ジャーマンカモミールは、とてもポピュラーなハーブの一つです。

胃腸の症状を和らげる作用があり、過敏性腸症候群にも効果があります。

フレッシュハーブからはリンゴのような爽やかな香りが、ドライハーブからははちみつのような深い甘味のある香りがします。

香り豊かで非常に飲みやすいので、ハーブティーにして飲むのがおすすめです。

※キク科のアレルギーがある場合は注意が必要してください。

②フェンネル

フェンネル

フェンネルは、消化不良やお腹の張りに効果的です。

特に「駆風作用」としてお腹にガスがたまったり、腹鳴の症状によく効きます。

甘くスパイシーな強い香りがあり、少量ハーブティーに加えて使用します。

※妊娠中の使用は控えてください。

③アグリモニー

アグリモニー

アグリモニーは、消化器官の強壮・収斂剤として使われます。

特に下痢に効果的で、ジャーマンカモミールやラズベリーリーフと一緒に用います。

味は、穏やかな苦みや渋みがあります。

※便秘時の多量使用は避けてください。

④レモンバーム

レモンバーム

レモンバームは、レモンに似たさわやかな香りで人気のハーブです。

不安を和らげたり、腸にガスが溜まる不快感など過敏性腸症候群の症状にも効果があります。

ハーブティーにするととても飲みやすく、ほかのハーブとも相性がいいです。

※甲状腺疾患の薬との併用は避けてください。

⑤セントジョンズワート

セントジョンズワート

セントジョンズワートは、抗うつ作用により軽やかな気分をもたらしてくれます。

ストレスが多く下痢がちの場合にハーブティーに加えると効果があります。

少々苦みがありますので、少量から試してみるとよいでしょう。

※光過敏性反応の恐れがあるため、日中の多量使用は避けてください。

※妊娠授乳中の多量使用は避けてください。

※一部抗うつ薬との相互作用があるため、医薬品と併用する場合は医師に相談してください。

【過敏性腸症候群】下痢や腹鳴に効くハーブティーは?レシピ紹介!

実際に下痢や腹鳴に効くハーブティを試してみたいけれど、どのように作ればいいかわからないという方も多いですよね。

最近ではドライハーブを扱うショップが増えてきましたので、必要なハーブは手軽に入手できます。

相談しながら選びたい場合は「生活の木」や「enherb」など実店舗を多く持つお店に行ってみるといいでしょう。

また、ネットショップでも購入することができます。

ドライハーブの選び方としては、できるだけ新鮮なものがよいでしょう。

まとめ買いは避けて、必要な分だけ少量ずつ購入するのがおすすめです。

それでは、ダイエットに効くハーブティーのレシピをご紹介します!

①ジャーマンカモミールのブレンドハーブティー

ハーブティー

香りがよく、飲みやすいハーブのブレンドティーです。

ジャーマンカモミールやアグリモニーは過敏性腸症候群の下痢の症状を緩和します。

レモンバームは、腸にガスが溜まる不快感などに効果があります。

[材料]

・ジャーマンカモミール・・・大さじ1

・アグリモニー・・・ティースプーン1杯

・レモンバーム・・・ティースプーン1杯

[作り方]

1.ティーポットにハーブを入れ、お湯を180ml~300mlほど注ぐ。

2.5分ほど蒸らして完成。

②フェンネルのブレンドハーブティー

ハーブティー

過敏性腸症候群の中でも、腹鳴やガスにお悩みの場合におすすめのブレンドです。

フェンネルのスパイシーな香りが特徴的ですので、苦手な方は少量から試してみてください。

フェンネルやレモンバームにはお腹のガスを取り除く駆風作用があります。

セントジョンズワートには気分を軽くし、ストレス性の下痢を緩和する作用があります。

[材料]

・フェンネル・・・ティースプーン1杯(苦手な方は少量から試してください)

・ジャーマンカモミール・・・大さじ1

・セントジョンズワート・・・ティースプーン1杯

・レモンバーム・・・ティースプーン1杯

[作り方]

1.ティーポットにハーブを入れ、お湯を180ml~300mlほど注ぐ。

2.5分ほど蒸らして完成。

終わりに

ハーブは、自身の体調と、それぞれのハーブの注意点を確認したうえで使用してください。

下痢や腹鳴に苦しんでいる方には、ぜひ続けてみていただきたいです。

自分の体調に合わせてハーブをブレンドする時間も、心を落ち着けてくれますよ。

【頭痛持ち必見】片頭痛に効くハーブは?おすすめハーブ5選!レシピも!

日本人の10人に1人は悩んでいるといわれる片頭痛。

仕事中や旅行先、日常生活の中でひどい頭痛が起きると、とても辛いですよね。

今回は、片頭痛に効くハーブをご紹介します!

片頭痛に効く?メディカルハーブとは

メディカルハーブ

メディカルハーブとは、薬効がある植物の中で特にその薬効が高く、民間療法や治療に用いられるものを指します。

道端に生えたタンポポや、キッチンにあるショウガなんかも、メディカルハーブのひとつです。

日本に漢方薬局があるのと同じように、英国などのヨーロッパでは薬草を処方する診療所が存在します。

ヨーロッパでは、「植物療法士(メディカルハーバリスト)」という国家資格を持った専門家が人々の治療を行っています。

メディカルハーブの効能がストレスを抱えた現代人の不調を和らげるのに適しているため、日本でも近年注目されつつあります。

調査によると、日本の15歳以上の約4割は何らかの慢性頭痛を持つことがわかっています。

片頭痛が起きたとき、痛み止めで対処している人も多いのではないでしょうか?

ですが、薬を飲む回数が増えてくると、副作用でほかの不調が出たり薬が効かなくなってきたりします。

メディカルハーブの中には、片頭痛を和らげる作用を持つものがあります。

ハーブティーやアロマで、片頭痛が緩和できたらいいですよね!

片頭痛に効く!おすすめハーブ5選

では、片頭痛に効くハーブにはどのようなものがあるのでしょうか?

片頭痛に効くといわれているハーブを5つご紹介します!

①フィーバーフュー

フィーバーフュー

フィーバーフューは、頭痛や片頭痛などの痛みやその予防に効果のあるハーブとして知られています。

辛みと苦みがあり、独特の味をしているので、ハーブティーにして飲む場合は、少量から試してみるといいでしょう。

キク科に属するため、キク科のアレルギーがある場合は注意してください。

また、妊娠中は使用禁忌、授乳期の使用は専門家の指示を仰いでください。

②ホワイトウィロー

ホワイトウィロー

ホワイトウィロウの樹皮に含まれる有効成分の”サリシン”はアスピリン開発の発端になりました。

「天然のアスピリン」とも呼ばれるホワイトウィロウは、解熱・鎮痛などアスピリンと似た効能を持っているのが特徴です。

頭痛や関節炎が辛いときに試したいハーブティーです。

妊娠・授乳中 ・アスピリンにアレルギーのある方 は摂取前に医師に相談しましょう。

③リンデン

リンデン

リンデンは、穏やかな鎮静作用で知られるハーブです。

血管拡張作用もあるといわれ、首や肩のこりを緩めて頭痛をケアします。

甘い香りとやさしい味わいで飲みやすく、ハーブティーとしておすすめです。

リンデンアレルギーを発症する可能性があるほか、妊娠中の多量摂取には注意が必要です。

④ペパーミント

ペパーミント

ペパーミントに含まれる香り成分は優れた鎮痛作用があります。

特に精油(エッセンシャルオイル)には片頭痛を和らげる効果があります。

精油は(エッセンシャルオイル)、アロマディフューザーなどを使用した芳香浴などで使用するとよいでしょう。

胆石や食道逆流の症状がある方のほか、妊娠中、授乳中の使用には注意が必要です。

⑤ジャーマンカモミール

ジャーマンカモミール

ジャーマンカモミールは、とてもポピュラーなハーブの一つです。

ジャーマンカモミールには優れた鎮痙作用(筋肉の緊張を和らげる作用)とリラックス効果があり、頭痛を和らげてくれます。

フレッシュハーブからはリンゴのような爽やかな香りが、ドライハーブからははちみつのような深い甘味のある香りがします。

香り豊かで非常に飲みやすいので、ハーブティーにして飲むのがおすすめです。

キク科のアレルギーがある場合は注意が必要してください。

片頭痛に効くハーブティーは?レシピ紹介!!

実際に片頭痛に効くハーブティを試してみたいけれど、どのように作ればいいかわからないという方も多いですよね。

最近ではドライハーブを扱うショップが増えてきましたので、必要なハーブは手軽に入手できます。

相談しながら選びたい場合は「生活の木」や「enherb」など実店舗を多く持つお店に行ってみるといいでしょう。

また、ネットショップでも購入することができます。

ドライハーブの選び方としては、できるだけ新鮮なものがよいでしょう。

まとめ買いは避けて、必要な分だけ少量ずつ購入するのがおすすめです。

それでは、ダイエットに効くハーブティーのレシピをご紹介します!

①カモミールのブレンドティー

ジャーマンカモミール

香りがよく、飲みやすいハーブのブレンドティーです。

ジャーマンカモミールやリンデンには頭痛を和らげる効果があります。

パッションフラワーにはリラックス効果や抗うつ作用があり、ストレスの緩和が期待できます。

[材料]

・ジャーマンカモミール・・・大さじ1

・リンデン・・・ティースプーン1杯

・パッションフラワー・・・ティースプーン1杯

[作り方]

1.ティーポットにハーブを入れ、お湯を180ml~300mlほど注ぐ。

2.5分ほど蒸らして完成。

②フィーバーフューのブレンドティー

ハーブティー

ズキズキとした片頭痛の緩和と予防効果のあるフィーバーフューをメインにしたブレンドティーです。

レモンバームやペパーミントの爽やかさで飲みやすくなります。

フィーバーフューの苦みが苦手な方は、少量から試してみてください。

[材料]

・フィーバーフュー・・・大さじ1(苦みが苦手な場合は減らしてください)

・レモンバーム・・・ティースプーン1杯

・ペパーミント・・・ティースプーン1杯

[作り方]

1.ティーポットにハーブを入れ、お湯を180ml~300mlほど注ぐ。

2.3分ほど蒸らして完成。

終わりに

ハーブは、自身の体調と、それぞれのハーブの注意点を確認したうえで使用してください。

片頭痛で悩んでいる方はぜひ実践してみてくださいね!

【徹底解説】メディカルハーブとは?心身の不調に本当に効果があるの?

メディカルハーブとは?

メディカルハーブ

メディカルハーブは、英語では「メディシナルハーブ(Medicinal Herbs)」と呼ばれています。

メディカルハーブとは、簡単に言うと「薬草」のことです。

もう少し詳しくいうと、薬効がある植物の中で特にその薬効が高く、民間療法や治療に用いられるものを指します。

メディカルハーブと聞くと、何か難しいイメージがあるかもしれません。

ですが、意外と私たちの身近にある存在なんです!

道端に生えたタンポポや、キッチンにあるショウガなんかも、メディカルハーブのひとつです。

メディカルハーブの歴史

薬草の歴史は紀元前から始まったとされています。

そして何世紀にもわたり、世界各国でその国特有の薬草を使った療法が発展しました。

メディカルハーブの知識は、司祭や医師、薬草学者、シャーマンたちによって受け継がれてきました。

日本では漢方などの東洋医学が今なお身近な存在で、漢方薬局や漢方治療の診療所があります。

病院で漢方薬を処方されたことがある方も多いのではないでしょうか?

日本に漢方薬局があるのと同じように、英国などのヨーロッパでは薬草を処方する診療所が存在します。

ヨーロッパでは、「植物療法士(メディカルハーバリスト)」という国家資格を持った専門家が人々の治療を行っています。

それだけヨーロッパではメディカルハーブが人々の生活に浸透しているのです。

現代のストレス社会の中で、近年日本でも注目が高まっています。

メディカルハーブの種類は?用途別に3つに分けて解説!

それでは、メディカルハーブとは具体的にどのようなものがあるのでしょうか?

メディカルハーブをその用途で分類すると、大きく3つに分けられます。

メディカルハーブの具体例をみていきましょう!

①ハーブティに使われるメディカルハーブ

ハーブティー

ハーブティーは、香りや色合いが美しく、楽しみながらその効果を得ることができます。

主にメディカルハーブの中の、水溶性の有効成分を摂取するためにハーブティーを使用します。

最近ではハーブティーを販売するショップも増えています。

材料となるハーブは花や葉など柔らかい部分を使い、ドライハーブとして販売されていることが一般的です。

ハーブティーに使用するメジャーなメディカルハーブには以下のようなものがあります。

・ローズヒップ

・ジャスミン

・ジャーマンカモミール

・レモンバーム

・ペパーミント

・ラズベリーリーフ

・ダンデライオン(セイヨウタンポポ)

聞いたことあるよ!というハーブも多いのではないでしょうか?

ハーブティーは案外日本でも身近な存在になりつつありますよね!

②料理に使われるメディカルハーブ

料理に使うハーブ

メディカルハーブは料理やお菓子にも使われています。

案外身近な存在で、みなさんのキッチンあるものも多いのではないでしょうか?

料理やお菓子に使われるメディカルハーブは、その香りを楽しんだり、ハーブそのものや抽出された成分を摂取することで効能を得ることができます。

下記が、料理やお菓子に使われるメディカルハーブの例です。

・ショウガ

・ガーリック

・シナモン

・グローブ

・カルダモン

・オレンジピール

・ナツメグ

料理をさる方には、よく知ったものも多いと思います。

普段意識せずに使用しているハーブも、メディカルハーブとしての効能を知った上で活用できるようになるといいですよね!

③アロマセラピーに使われるメディカルハーブ

エッセンシャルオイル

「アロマセラピー」という言葉も、近年では日本でも身近になってきました。

アロマセラピーでは、ハーブに含まれる精油(エッセンシャルオイル)を使い、その香りや薬効を利用してマッサージなどを行います。

精油成分が体内に入ることによってそれぞれの持つ効能が心身に働きかけるというわけです。

アロマセラピーに使用される主なメディカルハーブは以下の通りです。

・ローズマリー

・ラベンダー

・マリーゴールド

・ペパーミント

・レモングラス

こちらもかなりメジャーなものなので、どれも聞いたことがあると思います。

メディカルハーブには、薬効だけでなく、豊かな香りで心身をリラックスさせる効果もあるのです。

メディカルハーブの効能は?本当に効果があるの?

メディカルハーブ

メディカルハーブは自然療法ですので、医薬品とは異なります。

たとえば、風邪で高熱が出たときに、近代医学では抗生剤と解熱剤を使うのに対して、自然療法では体を温めて汗をかかせようとします。

近代医療とは、根本的にアプローチの方法が違うのです。

含まれている成分の量も医薬品に比べると少ないため、副作用など有害な作用の心配が少なくなります。

また、医薬品が単一成分なのに対して、メディカルハーブには非常に多くの成分が含まれています。

そのため作用が穏やかで、一点集中ではなく全身に作用することに繋がるのです。

結論として、メディカルハーブは心身の不調に効果があるといえます。

しかし、科学的な根拠があるのか、疑問に感じるのではないでしょうか?

近年は、医学、薬学、栄養学、生物学などの観点からの研究として、また、相補代替医療(CAM)、統合医療(IM)の発展も伴い、植物療法についての学術研究は日々進んでいます。

科学的研究手法の発展により、メディカルハーブの有効性について、より的確な実証が実現しつつあると言えるでしょう。

紀元前から受け継がれてきた植物療法について、その成分の分析や臨床研究によってメディカルハーブの効果や安全性について、科学的根拠が示され始めているのです。

メディカルハーブの安全性は?薬と併用してもいいの?

メディカルハーブ

メディカルハーブの中には、使用する際に注意する点があります。

例えば、妊娠・授乳期に禁忌とされているものや、薬との併用に注意が必要なもの、アレルギー反応を発症するものなどがあります。

ハーブとしてかなりメジャーな「ラベンダー」も、子宮口を緩める作用があるため妊娠中は禁忌です。

また、「レモンバーム」は抗甲状腺薬との併用を避けた方がよいとされています。

キク科であるカモミールは、キク科のアレルギーを持っている人は要注意です。

不安な場合は、購入の際にお店で質問したり、かかりつけ医に相談して使用すると安心でしょう。

自身に合ったメディカルハーブを正しく使用することで、安全にその効果を実感できるのです。

販売されているハーブティーは、いくつかのハーブがブレンドされていることが多いので、不安のある場合は使用前にひとつひとつのハーブをチェックしましょう!